わふうの人が書いてます。

iOSアプリケーション開発、BLEのファームウェアとハードウェア試作のフリーランスエンジニア。

IoT系の本を何冊か読んでみる

読んでみる本


IoTという単語で大学で長年提唱と研究をされている方の本。IoTとは、ユビキタスであり、どこでもコンピューター、超機能分散システムであるという提案から、次の社会のあり方を提案する感じ。

閉じたネットワークから開かれたオープンなネットワークとは言っているけど、その実は、そのネットワークをつかる製品群やサービス自体は、有象無象の正体不明のものが入り込むというものではなく、統制が取れた1つの管理社会みたいなイメージで書かれている印象を受ける。きっと、日本であれば、ドコモ1社があれば、あとは価格競争のために2社あればいいけど、別にドコモがあればいいよね、みたいな世界観が暗黙の前提にあるのだろう。

科学とは、必ず反論して検証して汎用化するものであり、検証できるものだから、科学であろう。未来に対してこうなるという福音を提示するのであれば、それは未来という結果を固定する、ただの出来の悪い宗教だ。21世紀になった現代には、勘違いするだけで、読むだけ害悪だと思う。



スマートホンと連携する機能がある腕時計を、商品企画し実際に会社を立ち上げて販売している方が書いた本。

自身の企画の道筋と製品化までの流れを端的に書いていて、とても実践的であり、また成功したプロダクトを出して会社を立ち上げて販売流通をしている実績が背景にあると思えば、言葉に宿る説得力も強い。

一般的なハードウェアを企画し販売すると言う、また前例があまりないと言う新規商品ジャンルを切り開くと言う視点で、一つ一つの事柄は読んでいて当たり前のことと思うが、基本が大切だと思えば、実際に始める前に、また動いている時も要所要所で、この本を読み返して、自分たちが行っていることが具体的に何かを一歩一歩確かめるそういったチェックシートとして活用もできそうで、実践する方にとっての価値は非常に高そうだ。


今のネットワーク技術があれば、車産業に関わる会社がその内部で、どんな変化ができるかといった話である。つまり、車に関わる製造販売流通のそれぞれの企業の内側の話であり、消費者にとって新たな価値があるとかそういった話ではない。企業活動は、安く作り、高く売る、大量に、それだけである。それのための設計物流を、今時の技術で練り直すと、という本である。

どんな技術やテーマを持ってこようとも、とどのつまりは、企業間の競争の話でしかない。会社に属しているならば、戦略から他の会社より生産性が劣れば、存続の危機にすら繋がるだろうから、それは競争がもたらす暴力的なまでの利益と損失を背景にした、企業にとっての恐怖と希望を原動力にした、脅しでしかない。

今時の、企業にとっては暴力的な競争にとって遅れまいと言うための情報収集としての価値はあるだろうが、企業の中での改革でしかないので面白みは無い。


インターフェースデザインで、コンピューターの中にある寝たのでだが、人の体や活動にどう結びつけるのかと言うどこに焦点がある本である。対象はデザイナーやエンジニア。
読んでいて興味深いし、面白さも感じるのだけど、内容をまとめようとすれば、正直、私には何が何やら分りません。

何をするかも決まっていない状態での、商品企画の立ち上げで、なんとなく集められた/集まった人たちが、お互いを知る時に、例えば、デザイナーやエンジニアの方が初めて会ったときに、なんとなくスマートフォンと連携する何かを作りたいなぁとか考えているときに、一緒に行こうこの本を読んでみるその体験を通じてお互いを押したりすると言う、そういうネタの使い方がいいんじゃないかなぁと思います。

後はIoTの技術を紹介した本とかがいっぱいある。それ自体はいっぱいあるので読んでいけばいい。

感想

ザ・インターネットというものは、実在していて、そのおかげで、引越しても回線契約をすれば世界のどこかにあるサーバを通じてサービスを受けられるし、スマートホンであれば電波が届くところならば、(物流がなければ、物は届かないだろうけど)どこからでもサービスにアクセスできる。

IoTという単語を冠した、本をざっと読むと、形ある物に軸足がある。”インターネット”という単語を入れておきながら、その語っていることは、消費者から見れば、その会社の製品を買えばサービスに参加できるという、ただの購買とそのサービス利用に過ぎない。それは勘違いだろう。

ものを購入することでサービスを利用する、つまり参加させてあげるというのが最初から組み込まれている。このものはインターネットを利用したまた、商品サービスであってそれ以外のものではないと言うことだ。また企業の内部の効率について言及したものの、他社に対して生産性を取るようなことになってはいけないと言う、暴力的な脅しであり、それが実際に生産力を上げるかどうかと言うのはここの会社の経理の判断であろう。非常に暴力的である。

インターネットの利点は、インターネットプロトコルという形のない取り決めとしての規格があり、それをみんなで参加して、みんなで利用している、1つの場であろう。2つあってはならない。なぜなら、分断は、サービスがそこにいけば利用できるという、いわば市場の機能を失わせるだろうから。そのインターネットいう世界には、事業者としては、そのネットワークを実装したソフトウェアやハードウェアの設計製造販売で参加もできれば、そのネットワークを流通として活用してサービス提供もできる。