わふうの人が書いてます。

iOSアプリケーション開発、BLEのファームウェアとハードウェア試作のフリーランスエンジニア。

iPhone6ぶっちゃけ雑談

iPhone 6買ったので雑感を書いてみる。

ハードウェア

箱をあけて手にとってまず思ったのは、カメラ周りの作りが、あまりにも雑だと思った。レンズは本体から飛び出ているし、レンズ周りの金属パーツはやたら余裕がなくて樹脂部品と近く、あまり美しいものに見えない。

iPhone6のスペースグレーを買ったのだけど、樹脂部品の色も何とも言えない灰色で、全体から見ても美しい色には見えない。確かにハードウェアの性能高いのであろう。だがこれに7万の金を出すようなものに見えなかった。

実際に手に持ってみるとどうだろう。液晶のガラスは微妙にカーブしていて、持ち心地が良い。だけどテキストを打とうとすると、キーボードが下のほうに出てきて、片手持ちでは指が届かない。

テキストタイプ

それでも無理に指を届かせてタイプするのだけれど、本体の重心が真ん中にあるのに本体の下を持つものだから、重心が手のひらから外に出てしまう。だからうっかりすると本体落としそうになる。とても不安定で使っていられない。

仕方がないから左手で本体を持って、右手でキーボードタイプするのだけれど、今まで片手でできていたことが片手できなくなって、とても不満に思う。

横方向に持って使えばいいのだろうかと思って、そのように使ってみるのだけれども、メモ帳などのアプリは回転に対応していても、ホーム画面が回転に対応していないから、なんとも使い勝手のバランスが悪い。

だからホームに戻るとアプリのアイコンが変な具合に並んでいるようにしか見えなくて、やっぱり使いづらい。

アプリの画面設計

改めて全体を考えてみると、もともと手のひらに収まる小さい画面で便利に使えるように設計された、iOSのUI、それを無理やり5インチに引き延ばしているのだからそれが不自然ないわにならないわけがない。

そうやって全店がそうやって画面を見てみると、キーボードわかめサイズが大きくなったのに比例してそのまま何も考えずに大きくなっていて、指のサイズに日間に合わなくて使いづらいし、ナビゲーションバーは画面の上に表示されるから、指を大きく伸ばさないと達することすらできない。

新規にインストールしたiOS8のメールアプリにGmailアドレスを登録したら、メールが来ないし、メールは送信できないし、設定アプリは突然終了するしと、iOS自体の完成度にも疑問を感じる。iPhone6についてきたGarageBandの楽器アプリなんて、起動したら直ちに落ちるし。何この質の悪さ、と思っちゃう。

今までのiPhone体験は、ユーザインタフェースと本体ハードが統合してデザインされていて、とても自然な使い心地で毎日使うことができた。このiPhone 6はその自然な体験を全て台無しにしてしまった、そう思った。

iPhone6plusがなければiPhone6は売れなかったのでは

iPhone6のほうが6plusより数量が売れているそうです。実際に手にとって、6か6pかと言われたら、それはそうだろうと納得です。

では、もしも6plusを発表していなかったら?

きっと、iPhone5sに比べて片手で操作できない、いままでのiOS体験を台無しにするこんな機種を誰が買うのか、と散々な評価を与えられたと思う。裏面の雑な仕事は、その着火剤と燃料に十分成り得た。でも、より大きな6plusがあって、それとの比較で、6か…となるこの流れ、Appleはユーザ体験の設計が絶妙だと思う。

でも買うならiPhone

でも、買うならiPhone6、おすすめ。

キャリア買い上げ価格を見てもわかるように、iPhoneが顧客釣り上げツールに一本化された象徴デバイスとなったことで、カバーを付けて利用して2年後外観が新品同様だったら、1/2金額で下取り。これはAndroidであり得ない、やすさの源。

2GBのパケットプラン(今はキャンペーンで1年間ほど+1GBの実質3GB)+音声定額なら、3キャリアどこを選んでも月額6500円。その月額からの割引の合計で、iPhone6 16GBの実質価格が0円になる。2年後にそれが3万円程度で下取りしてもらえるなら、2年間の端末利用代金は、キャリアの月額に含まれていて、2年間新品同様に使っていたら3万円のキャッシュバックが得られる形態と見える。

この料金プランは、とても合理的。MVNOでiij みおふぉんを利用して、(いまは4GBに増量されているけど)2300円ほどの月額プランで運用すれば、2年間の本体込の合計利用額は、3キャリアの合計金額の-3.5万円ほど。だから本体が2年後に3万円程度で下取りしてもらえるっていうことは、接続やテザリングに不安のない通信ブランドを、実質MVNO料金で使えるってこと。

お金の流れをみて、正しく土管をやってるな、そう思う。

auは、国内ではSIMロックだけど、海外SIMを挿したら使えちゃう?、これ海外SIMに対してはSIMロックフリーなの?みたいなのをみたり、ソフトバンクにいたっては、アメリカ放題とかいう、なんかもう訳の分からないサービスまで登場して、国内ではお互いSIMロックで戦うけど、それ武器にしたら、海外に行くユーザには総スカンだよね、みたいなところも手当してるっぽい感じが、面白い。土管やってるなって思う。(ただしドコモは除く)

つまり、月額6500円(2GBのパケット+音声定額+端末利用権 込)で、2年間綺麗に使ったら3万円のキャッシュバック。実質月額、ぜんぶこみこみ5250円。2014年7月の二人以上世帯の通信費(固定を含む)平均支出が年額1.5万円だから、その金額の範囲に綺麗に収まる。古い本体を保持しないといけない開発者の方々は、儲けの道具、経費で買えるのだから、そのところは養分になってください。

iPhoneは、実質、実際安い。

だけど、それはブランド力あってのこと。

売上の絶対額って、超重要だから、3.5万円で下取り前提なら7万円という他社+50%価格が納得できるって仕組み、とても大切。それを納得させる理由に、今まではブランドが使えたけど、いまでは”安物ではないけど、実際安い”やんな。この背面デザインでその仕組、来年も続けられるのかしら?

それともケースをつけて利用するから、問題がないのかしら。電車で使ってても、もはやiPhoneなのかAndroidなのか、わからないし、わかる必要もない時代なのかもしれない。

こうしてみると、ハードウェアが正しくゴミになっている

こうしてみていると、ハードウェアは、正しくゴミになっている。普通なら、型落ちで新品の機種を買ってキャリアは別途通信プラン契約で使うのが最安の利用方法になろう。だけどiPhoneの場合は、常に最新機種を持つことで、2年後の高い下取り価格と月々割による実質本体ゼロ円で、日本では最安のスマフォになっている。

iPhoneのシェアが高いのは、単に最安だから。その最安を支えているのは、キャリアのユーザ獲得合戦があって、高い下取り価格と月々割による実質ゼロ円が維持されているから。そのユーザ獲得合戦にiPhoneが使われているのは、毎年1機種を決算セールの9月に出してきて、売りやすいから。

だから、型落ちを買う必要はない。何も考えず、常に最新機種が出れば脊髄反射で購入して、2年後に下取りにだせばいい。それが、最もお得。いままでのiPhoneと同じよに運用されているなら、ひどいOSのバグで悲惨な目にあうことは、少ないだろうし、例えばバグに遭遇しても世の中の大部分の人が、同じバグに遭遇しているのだから、”いやぁiPhoneのバグで困っちゃいまして”って、逆に話題にできる。これがAndroidだったら、馬鹿か?バグのない別機種買ってこいよ、の一言で切り捨てられる。

いろんな要素が、うまく噛み合っている。うまい。

新しいアプリの体験

iOS8のヘルスアプリという新しいアプリの見せ方も不自然だ。Bluetoothのエナジーの心拍センサーを身に付けているがヘルスアプリ自体がデータを吸い上げることがない。だから一般ユーザーにはこれがどう使うものか伝わることはないだろう。新しい体験を伝えずにアプリだけ置いて不自然なやり方だと思った。

なぜこんなiPhone 6を発売しただろう、今までのiPhone体験が全て台無しになったような気がして理解すら覚えた。

音声入力からみると?

簡単に体験できるから、一度試してほしい。

設定アプリから、一般 - Siri とたどり”Hey Siri”を許可を、ONにする。そしてiPhoneを電源に接続して、ホーム画面も何も表示されていないところで、へい、しり、と話しかけてみる。そうするとSiriが起動して、音声コマンドを受け付けてくれる。

仕事に便利よ

25分仕事して5分休むを繰り返すポモドーロっていうテクニックがあるけど、”へい、しり。25分後に知らせて”で25分タイマーが起動するから、そういう使い方に、むちゃくちゃ便利ですよ。

音声テキスト入力?

Twitterのアプリを起動して、音声入力でツイートしてみるとその考えが、違うものになった。

iPhoneを左手に持って音声でテキスト入力する。iPhoneは力は音声がリアルタイムに認識されて入力されていく、その精度が非常に高い。だから指でいちいちテキスト入力しなくても普通に使える。もうテキストタイプするその使い方自体が時代遅れなのかもしれない。

だからアップルが時計を発売したらそれには必ず音声入力と出力を機能として追加しているだろうから、メールメール11位は声だけで終わってしまうじゃないかな。

今までのiPhone 5sそれとiOS 7だと入力がリアルタイムではなかっただからいちど話してそれが認識される結果をまとめて食べていけない。だから正しく入力されたのかとても不安になるしつまり使えない。

iOS 8ではHomeKitと言う家電操作のAPIが搭載された。あれはまさに音声入力で操作するものだから、常時Siriが起動していて、声だけで操作するという世界それが次のiOSの目指して世界なのかもしれない。

でもこのSiriの音声認識の精度が非常に高い強い。特にリアルタイム性がヤミツキなるほど高い。本体自体音声認識をやっているんだろう、辞書自体も本体中に持っていてサーバーへのアクセス自体をあまりつかわなくなって、できるのかもしれない。

だから音声入力端末だと思ってしまえば左手で端末を固定してニュークス分だけだからものすごく快適になる。

だから結論として、いままでのiPhone体験をiPhone6で得ようと思うと、ものすごいフラストレーションを感じる。これじゃない。

でも、音声入力を体験すると、全く違う新しいものがそこにある気がする。

もちろん街中で音声入力を使うのは、今は心理的な抵抗感があるだろう。花粉症のマスクが街中で見られるようになった程度に、変化しうるのかもしれない。

不特定多数がいたらダメじゃないかと思うかもしれないが、声質から個人を特定するのは、難しい技術じゃない。

今の時代になってみれば、できない理由は一つ一つ解決可能で、ただそういう習慣がないから、そうしていないだけ、に思える。

新しい時代にあわせて設計されたから、このiPhone6は、従来のiPhone体験からしたらこんなにひどいものなんだとしたら、それは面白そうだなと思う。

この文は、音声入力で書いてます

さすがに無修正そのままというわけではありませんが。
メモ帳で音声入力で書いたものを、誤字をちょっと修正、キーボードで追加して書いてます

あともう一つ、なんでシームレスさが話題にならないのか

iOS8の解説で、iPhoneの電話がiPadに伝わるとかのYosemiteでも体験するだろうシームレスさ、それはBLEも利用して初めて実現できるものだけど、が全然取り上げられてないの、iPhone登場時のiTunesを取り上げないみたいなもんだと思う

iOSのシームレス、というか、同じ持ち主のものなら、同じだよねっていうこの空気感、クラウドっていうより雰囲気感、見えないものを受け取る第6感な感じ、iOS8の真骨頂の1つだろうに

さいごに:ごめんねAppleStore

iPhone6を20秒触って、あまりにも頭にきたから、SIMロックフリーのiPhone5sをAppleStoreでポチったけれど、あまりの怒りに最大容量を選択しても32GBしかないことにすら気付かずに注文してしまって、AppleStoreさん、ごめんなさい。

iPhone6は、片手で使おうとしたら、こんなものいらないけど、机において音声入力専用にする別の世界のデバイスだと思えば、ありだと思ったので、新しい時代には新しい器をと、これを使おうと思います。

もう注文キャンセルできなくて返品するしか対処方法はないのですが、AppleStoreさん、ごめんなさい。

おまけ

いままでのiOSがとても楽しかったので、こんなあれこれを考えたり書いてみたりしているけど、実際のところは、世界で大画面なファブレットもラインナップに必要だよねで、たんに6/5/4インチの製品ラインナップを作ったら、4インチのはプロセッサの性能や画面など、技術的な要素で+20%アップみたいなことが言えなくて、6と5インチラインの製品だしました、だけかもしれないけどね。

毎年、1つのロードマップで、数値を重ねて、より素晴らしいものが出るという、これまでの体験は、この横並び並列製品群化で、無効になっているから、来年からはiPhone Air/ iPhone mini / iPhone みたいな名前で、iPad mini みたいくRETINAとか、なにか特徴を表す単語を1つつける名称方式に、変えてきたりして。

iPhone6plus-sとか、どーかんがえても、ありえんでしょ。

中国で売るためになら、なんでもやりそうだし。

参考資料: iPhone6予約時に検討した2年間利用総額の計算メモ

auをiPhone5で2年間利用している場合の計算メモ:

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iPhone6 64GB, 月2~3GBのパケット利用 (めんどいので消費税は8%)
音声通話あり、SMSあり(2段階認証のために)

au:機種変更
本体: 85320円 (消費税 6826円)
月々割: 2410円x24ヶ月
月額: 基本2700円+データ定額2 3500円+LTE NET 300円 = 6500円 (消費税 520円)
(別に1年間の+1GBの特典あり)
2年間利用総額:
本体 83320+6826 +(6500 + 520)x24 -2410x24 = 200,786円
もしも1.5万円割引クーポンがあれば:
200,786円 -15,000 = 185,786円

IIJのみおふぉん:
初期費用: 3240円(税込み)
月額:2GB/月 2397.6円(税込み)
au MNP転出手数料: 2000円(消費税 160円)
本体: 79800円 (消費税 6384円)
2年間利用総額:
本体 79800 + 6384 + 月額 2397.6 x 24 + 初期 3240 + MNP転出 2160 =149,126円

差額3.7万円くらい
テザリングと2年間の音声通話分で月1500円なら、同等くらい?

ドコモ:
本体 86832円 (6946円)
2GB: 月額 2700円+ISP 300円 +3500円 = 6500円 (消費税 520円)
月々サポート 3078円
2年間利用 本体 86832 +6946 +(6500 + 520)x24 - 3078 x 24 = 188,386円
MNPの手数料:2100+3150 = 5250円

2GBでは繰り越しがないのよね。